新型コロナウイルスで狂犬病発生の危機？

　新型コロナウイルスの影響で「今年はまだ狂犬病ワクチンを受けさせていない」という飼い主さんもいると思います。

WHOのガイドラインによれば、ウイルスの蔓延を防ぐにはワクチン接種率７０％以上が必要とされています。しかし、日本での狂犬病ワクチン接種率は、未登録犬も含めると、５０％を切っているという推計があります。これは、日本に狂犬病が入ってきたら大変な事態になる危険性を示しています。

　狂犬病はすべての哺乳類に感染します。感染した犬猫に噛まれれば人間も感染し、発症すればほぼ１００％死に至ります。ウイルスが一度国内に入ってしまうと、根絶が難しいのは新型コロナウイルスで経験しているとおりです。

　飼い主の皆さん、忘れずに注射を受けさせましょう。集合注射に行けなかった方はかかりつけの動物病院に相談しましょう。

※現在、日本国内では狂犬病の発生はありません。

 

一般社団法人軽井沢観光協会　

ドッグツーリズム推進プロジェクト